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「中国人の本音」の本質は、当たり前の話だった

ニューズウィーク日本版 / 2017年6月14日 18時52分

すべての日本人が善人であるはずはない。すべての日本人が悪人であるはずもない。まったく同じことは中国人に対してもいえるわけで、決して「中国人だからこうだ」と決めつけられるはずもないのだ。

冷静に考えればすぐにわかるそうした本質に、私たちは改めて立ち戻る必要があるのではないだろうか? そして、もしもその意思があるのなら、本書は大きな役割を果たしてくれることだろう。


『中国人の本音――日本をこう見ている』
 工藤 哲 著
 平凡社新書


[筆者]
印南敦史
1962年生まれ。東京都出身。作家、書評家。広告代理店勤務時代にライターとして活動開始。現在は他に、「ライフハッカー[日本版]」「WANI BOOKOUT」などで連載を持つほか、「ダヴィンチ」「THE 21」などにも寄稿。新刊『世界一やさしい読書習慣定着メソッド』(大和書房)をはじめ、『遅読家のための読書術――情報洪水でも疲れない「フロー・リーディング」の習慣』(ダイヤモンド社)など著作多数。



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印南敦史(作家、書評家)


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