強烈すぎるトランプ水着「Shocked Trump」で支持率回復は望み薄
ニューズウィーク日本版 / 2017年6月22日 16時30分
<最新のCNN調査で支持率36%まで落ち込んだドナルド・トランプ米大統領だが、ビーチでの人気は回復するかも?>
カリフォルニア州拠点のアパレルメーカー「Beloved」から、トランプがショックを受けた瞬間の表情が大きくプリントされた水着「Shocked Trump」が発売された。20日頃からソーシャルメディアで写真が出回っていた。
「嫌悪感を与える」
話題性抜群のデザインには、賛否両論が飛び交っている。米誌タイムの政治記者、ライアン・ベックイズは「トランプのファンであっても、この水着を着たい人がいるなんて思えない」と自身のツイッタ―に投稿した。
I can't imagine even fans of Trump would want to wear this swimsuit. pic.twitter.com/PfMpXZ0PY2— Ryan Teague Beckwith (@ryanbeckwith) 2017年6月20日
(米誌タイムの記者、ライアン・ベックイズの投稿)
ニューヨーク・デイリー・ニューズ紙は「トランプの顔面プリントは全ての人に嫌悪感を与える」というタイトルの記事を掲載し、目を見開いたトランプの顔が、2015年の選挙集会で腕に障害のあるニューヨーク・タイムズの記者をあざけ笑ったときの表情に似ていると指摘。不快感を示した。
CNNは「トランプのファンは、ビーチでも支援者というアピールができるようになった」とした。さらに、この水着が手作業で製造されていることを挙げ、「アメリカ製品を買い、アメリカ人を雇う」というトランプの進める「米国第一」主義に沿っているとした。ただ、「厳密に言うと、反トランプで独立したがっているカリフォルニア州のメーカーだけど」という突っ込みも忘れなかった。
カリフォルニア州は民主党支持者が多く、大統領選中からトランプに反対する動きが大きい。特にイスラム教徒が多い国からの入国禁止令については、真っ向から反対。トランプが政権に就くと、米国からの独立「Calexit」を求める声が高まった。
この水着で、トランプの支持率はどう転ぶか。Calexit運動に拍車がかかるかも?
【参考記事】トランプvsアメリカが始まった?──イスラム教徒入国禁止令の合憲性をめぐって
【参考記事】放言止まらないトランプが歩む自滅への道
【お知らせ】ニューズウィーク日本版メルマガリニューアル!
ご登録(無料)はこちらから=>>
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部
この記事に関連するニュース
-
《ハマス「休戦案受け入れ」はパフォーマンスか》イスラエル・ネタニヤフ首相が見据える「トランプ大統領復活」の追い風
NEWSポストセブン / 2024年5月8日 19時20分
-
共和予備選、撤退のヘイリー氏が2割得票 ペンシルベニア州
ロイター / 2024年4月24日 14時57分
-
どれだけ自民党が嫌いでも、「無能な野党」しか選択肢がない…米政治学者が憂う「日本政治の機能不全」
プレジデントオンライン / 2024年4月13日 7時15分
-
日本製鉄の「USスチール買収」はなぜ揉めているのか…米政治学者が「大統領選の争点化」を懸念するワケ
プレジデントオンライン / 2024年4月12日 7時15分
-
プーチンを相手に「ヒトラー宥和政策」の失敗を繰り返すのか? 当時よりもひどいトランプ一派
ニューズウィーク日本版 / 2024年4月11日 21時26分
ランキング
-
1フィリピン政府 中国大使館員を“国外追放”方針 領有権問題めぐり「悪質な妨害工作」 中国側「うしろめたさ感じている証」
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月10日 20時43分
-
2イスラエル、ハマス同意の休戦案を拒否…ラファへの大規模侵攻姿勢を固持
読売新聞 / 2024年5月10日 19時33分
-
3ウクライナ北東部「突破の試み」=ロシア軍が攻撃強化、1キロ侵入
時事通信 / 2024年5月10日 23時31分
-
4韓国政府「持分売却を圧迫と認識され日本政府に遺憾」 LINEヤフー問題を受け
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年5月10日 17時28分
-
5ミスUSAとティーンUSAが相次いで辞退 主催団体に問題か
AFPBB News / 2024年5月10日 18時56分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください