1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

スマホの存在で能力低下 能力発揮したければスマホは別部屋へ

ニューズウィーク日本版 / 2017年6月26日 16時45分

スマホ依存者が能力低下を防ぐには

別の実験では、スマホ依存がどれほど認知能力に影響するかを調べた。前の実験同様に参加者はパソコンで一連のテストを受けるのだが、今回は参加者に対しスマホを「画面を上にしてデスク上で目につくところに置く」、「ポケットにしまう」、「カバンにしまう」、「別の部屋に置く」のいずれかをするよう無作為に指示した。ただし電源については、一部の参加者のみがオフにするよう求められた。



実験の結果、スマホに依存している人の方が、そうでない人より成績が悪かった。ただし、スマホを別の部屋に置いた場合には、両者の間に違いは見られなかったという。

ワード准教授のチームは、スマホの電源が入っているか否かや、液晶が下向きか上向きかは能力の発揮に関係なく、スマホが視界の中や簡単に手に届く場所にあることが、集中してタスクを実行する能力を低下させてしまうと分析している。

「スマホに通知が入るから参加者の気が散ったのではなく、スマホの存在自体が、認知能力の低下を引き起こすのに十分な原因だった」とワード准教授は述べている。

仕事やテストなどで実力をフルに発揮したいときは、スマホをロッカーに入れるなど、できる限り自分から離した方がよさそうだ。







松丸さとみ


この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください