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習近平、香港訪問――なぜ直前に劉暁波を仮釈放したのか?

ニューズウィーク日本版 / 2017年6月27日 16時0分

どんなに一帯一路やAIIBなどでグローバル経済のトップリーダーになったつもりでも、そうはいかない。虚偽の上に誕生した国家を、人民は最後まで見逃すということはない。

民主化運動を刺激しないようにするために、慌てて劉暁波を仮釈放などしても、もう遅い。人民は、そして香港の若者も、きちんと見ている。

習近平は香港で、どのような景色を見ることになるだろうか。

砂上の楼閣は、嘘で塗り固めようとして朽ちる。

[執筆者]遠藤 誉
1941年中国生まれ。中国革命戦を経験し1953年に日本帰国。東京福祉大学国際交流センター長、筑波大学名誉教授、理学博士。中国社会科学院社会科学研究所客員研究員・教授などを歴任。『チャイナ・セブン <紅い皇帝>習近平』『チャイナ・ナイン 中国を動かす9人の男たち』『ネット大国中国 言論をめぐる攻防』『チャイナ・ジャッジ 毛沢東になれなかった男』『完全解読 中国外交戦略の狙い』『中国人が選んだワースト中国人番付 やはり紅い中国は腐敗で滅ぶ』『中国動漫新人類 日本のアニメと漫画が中国を動かす』など著書多数。近著に『毛沢東 日本軍と共謀した男』(新潮新書)



※当記事はYahoo!ニュース 個人からの転載です。

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遠藤誉(東京福祉大学国際交流センター長)


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