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トランプ、仏マクロン夫人に痴漢発言「肉体的に素晴らしい」

ニューズウィーク日本版 / 2017年7月14日 17時0分

また、ツイッターで米MSNBCの情報番組の司会者ミカ・ブレジンスキーについて、過去に会った時に「美容整形のせいでひどく血が出ていた」と侮辱した。

トランプは大統領の座に就くまで、自分のライバルになりそうな女性候補者の容姿をことごとくけなしてきた。同じ共和党候補だった元ヒューレット・パッカードCEOのカーリー・フィオリーナについてこう言った。「あの顔を見てみろ!誰が投票するのか。あれが次期大統領の顔だなんて想像できるか?女性をけなすべきではないと言っても、まさか、冗談だろ?」

大統領選で民主党候補だったヒラリー・クリントンについても、「ヒラリーは見た目が大統領らしくない。国民には大統領らしい外見が必要だ」と言ったことがある。

トランプの若さや美しさへの強い執着は有名で、自分の妻のメラニアが妊娠したときも、スタイルが元に戻るなら子供を産んでいいと言ったといわれる。

マクロンの妻のブリジットは64歳で、夫より24歳年上のため、「年の割には」美しいという年齢差別の意図もあったと、オンライン雑誌スレートは書く。褒めるのはいいが、女性の魅力を肉体的な美しさだけに矮小化するのは女性差別だ。トランプに言っても無駄だろうか。

(翻訳:河原里香)

ティム・マーチン


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