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インドネシア大統領も「超法規的殺人」を指示

ニューズウィーク日本版 / 2017年7月24日 14時47分

こうした刑務所の過密状態、麻薬犯罪の主婦、学生、若年者への深刻な広がりを受けた結果という訳でもないが、今回フィリピンのドゥテルテ大統領の「超法規的殺人」を容認するような強硬な麻薬対策に近い「射殺を躊躇するな」という厳しい指示にインドネシアは踏み切ったこと。これはドゥテルテ大統領と同じようにジョコ大統領にとって、麻薬対策がテロとの戦いに勝るとも劣らない重要かつ喫緊の課題であることを内外に改めて印象付ける形となった。

[執筆者]
大塚智彦(ジャーナリスト)
PanAsiaNews所属 1957年東京生まれ。国学院大学文学部史学科卒、米ジョージワシントン大学大学院宗教学科中退。1984年毎日新聞社入社、長野支局、東京外信部防衛庁担当などを経てジャカルタ支局長。2000年産経新聞社入社、シンガポール支局長、社会部防衛省担当などを歴任。2014年からPan Asia News所属のフリーランス記者として東南アジアをフィールドに取材活動を続ける。著書に「アジアの中の自衛隊」(東洋経済新報社)、「民主国家への道、ジャカルタ報道2000日」(小学館)など



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大塚智彦(PanAsiaNews)


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