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ダイアナ悲劇の死から20年、活発化する暴露の動き

ニューズウィーク日本版 / 2017年8月26日 17時0分

ダイアナ肉声の告白は赤裸々だ。結婚前にチャールズにエスコートされて出席した初めての王室行事では、大人っぽい黒いドレスを選んだが、チャールズ皇太子に「黒は喪服でしか着ない」と非難された。これに対し19歳のダイアナは、「そうね、でも私はまだ王室の一員ではないから」と答えた。

【参考記事】ダイアナ元妃は、結婚前から嫉妬に苦しんでいた

一夜にして国際的セレブの仲間入りをしたダイアナは、心の準備もできず、不安だらけだったという。結婚当日は「いけにえになる子羊のような気持ち」だった。ハネムーンのときにはチャールズのカミラ(現夫人)への気持ちに気付いており、惨めさで「胸が張り裂けるほど泣いた」。

カミラとの直接対決の様子も語っている。チャールズとの不倫を否定するカミラに、ダイアナは一歩も引かなかった。「『カミラ、私は何が起こっているか全て知っている』と言うと、彼女は『何のことを話しているのか分からない』と答えた。それで私は言った。『あなたとチャールズの関係のことよ。私が全て分かっているということを、よくおぼえておいて。私を間抜けだと思わないほうがいいわ』」

皇太子妃としての義務を「演じている」と言うダイアナは、「でも、私が次の王妃になることは決してないと分かっている」とも語った。それは悲しくも正確な予言だった。彼女は6年後にこの世を去った。


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ニューズウィーク日本版編集部


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