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セックスに悩む女性たちをマインドフルネスが救う?

ニューズウィーク日本版 / 2017年10月5日 11時42分

MBTの特徴は、患者が自分の現時点の思考と感情を受け入れるように促すことにある。患者の思考を直接組み換えることを目指す場合が多い認知行動療法とは、この点で異なるものだ。

【参考記事】科学者が注目する「マインドフルネス」の本当の効果



期待を持たせる研究結果も出ている。性科学専門誌ジャーナル・オブ・セックスリサーチに6月に発表された論文によると、11件の臨床試験(被験者数は合計で449人)の結果を分析したところ、患者はMBTを受けている間、性機能のあらゆる面と性的幸福感が大幅に改善したという。

これらの臨床試験も被験者数が少なく、追跡調査の期間も短い。それでも差し当たりは、患者を助ける効果があると思えば、現場の専門家たちはこの手法を活用していくだろう。

「セックスの最中に、仕事や家事のこと、その日に交わした会話やセックスへの不安など、ほかのことに意識が行ってしまう人は多い」と、ガーニーは言う。「その点、マインドフルネスのスキルを身に付ければ、セックスの際にも役に立つ。そのとき自分の体で起きていることや、湧き上がる興奮に意識を集中できるようになる」

ガーニーのクリニックの患者たちもマインドフルネスが性生活に及ぼす効果を実感しているという。

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レア・スルグ


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