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【写真特集】行き場なく宙に浮くカタルーニャ独立の夢

ニューズウィーク日本版 / 2017年11月1日 17時0分


夜になるとバルセロナ郊外の工業地帯が浮かび上がる。カタルーニャ州はスペインのGDPの2割を占め、同国経済を支えている


15年9月のカタルーニャ州議会選で勝利した独立派の州首相を、「独立」のシュプレヒコールで迎える群衆。掲げているのは独立派の州旗


バルセロナ空港から市内に向かう道沿いのアパートには「カタルーニャ共和国へようこそ」という横断幕が掲げられていた(17年10月2日)


独立賛成のポスターを掲げ、カタルーニャ自治州の政府高官がスペイン政府に拘束されたことに抗議する人々(17年9月21日)


投票日の夜明け前、スペイン政府に投票所の封鎖を命じられながら、実力行使に出なかった地元警察を市民がたたえる(17年10月1日)

プリペイド携帯や合言葉を駆使して投票用紙と箱が秘密裏に各地の投票所へ運び込まれ、住民投票は実施された(17年10月1日)


投票当日にスペイン治安部隊が住民を暴力的に排除した投票所には、翌日になると抗議のメッセージと花が置かれていた(17年10月2日)


演説のため州議会に入るプッチダモン州首相。結局、予想されていた明確な独立宣言はせず、スペイン政府に対話を訴えた(17年10月10日)


独立反対派によるデモ。地元住民だけでなくスペイン全土から、極右勢力を含む多くの人々が集まって独立運動に抗議した(17年10月8日)


バルセロナ近郊の海岸。今回の独立要求が失敗に終わったとしても、その思いは人々の行動を目にした次世代に受け継がれる


Photographs by Toru Morimoto

撮影:森本徹
米ミズーリ大学院ジャーナリズム学校在学中にケニアの日刊紙で写真家としてのキャリアを開始する。卒業後に西アフリカ、2004年にはバルセロナへ拠点を移し、国と民族のアイデンティティーをテーマに、フリーランスとして欧米や日本の媒体で活躍中。2011年に写真集『JAPAN/日本』を出版 。Akashi Photos 共同創設者

[本誌2017年10月31日号、2015年11月24日号、2006年5月31日号掲載]

<「Picture Power」の記事一覧はこちら>

Photographs by TORU MORIMOTO


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