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米空母3隻と自衛隊が共同訓練、米軍の士気高い

ニューズウィーク日本版 / 2017年11月14日 16時30分

艦隊を招集したのは、11月5日~15日までアジアを歴訪する予定になっていたドナルド・トランプ米大統領。自分の訪問に合わせ、目下アジア最大の脅威である北朝鮮に力を誇示した格好だ。

@USAirForce B-1B Lancers conducted a flyover of @USNavy tri-carriers in the Western Pacific, promoting joint #interoperability. https://t.co/uibL9pBcTJ pic.twitter.com/KWPuAAutMZ— PACAF (@PACAF) 2017年11月13日


金正恩と友達になる?

トランプは11月8日に韓国国会で行った演説で、交渉の席に着くよう金に呼び掛けた。「大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発は、金正恩体制を守ってくれない、むしろ深刻な危険にさらすものだ。闇の奥へ進めば進むほど、危険は増大する」

これに対し北朝鮮外務省は11日、核戦争を切望し外交的解決に何の興味も示さなかったとして、トランプを非難した。「トランプはアジア歴訪中、世界の平和と安定の破壊者としての本性をさらけ出し、朝鮮半島で核戦争が起きるのを切望した」。

すると12日にトランプは一転、懐柔的ともとれるツイートを投稿した。「金正恩はなぜ私を『年寄り』と侮辱するのか。私は彼を『チビでデブ』などと決して呼ばないのに」「まあいいさ、頑張って彼の友だちになる努力をしよう。いつか実現するかもしれない」

最強の空母をもってしてもそれだけでは北朝鮮には勝てないことに気付いたのか、中国の習近平との首脳会談で何かいい取引でもしたのか、真意は不明だ。トランプは帰国後の11月22日、ホワイトハウスで北朝鮮と貿易に関する重大発表を行うと言っている。

【参考記事】【北朝鮮情勢】米軍の地上侵攻はどんな戦争になるか

(翻訳:河原里香)

ジョン・ホルティワンガー


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