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【写真特集】イラン・イラク地震でレンガ造りの建物は住人を呑み込み崩れた

ニューズウィーク日本版 / 2017年11月14日 18時40分


地震の被害は広範囲に広がり、震源から約400キロ離れたイランの首都テヘランでも観測された。イラクでも首都バグダッドを含む国内全域で揺れ、両国合わせて約1億人以上が揺れを感じた。



救出された男の子は虚ろな表情で治療を受ける Tasnim News Agency-REUTERS


サルポレザハブには救助チームが駆けつけているものの、倒壊した建物や余震による2次被害のリスクがありすぎて、活動は難航している。イラン赤新月社によると、避難所を必要としている人数は7万人以上とみられる。





崩壊した建物の下で多くの人が生き埋めになったままだ Ako Rasheed-REUTERS


イラクのクルド人自治区で壊滅的被害

一方、イラクでも多数の負傷者が報告されている。米地質調査所(USGS)の報告によれば、震源地はイラク北東部ハラブジャ県から19マイル(約30キロ)の山岳地帯で、震源の深さは14.4マイル(23.2キロ)。トルコやクウェート、サウジアラビア、イラクを飛び越えたイスラエルでも揺れが感じられるほどだった。

イラク全域で少なくとも9人が死亡、535人の負傷が報告されている。内務省によると、震源に近いイラク北部のクルド人自治区では、全員が怪我を負ったという。

倒壊した建物に閉じ込められた人を救出するため、救助隊は夜を徹して救助活動にあたった。


余震に備えて外で一夜を過ごすイラクの女性たち。山岳地帯の夜の冷え込みは厳しい Rudaw TV-REUTERS


国際緊急人道支援NGOインターナショナルメディカルコープス(IMC)は11月12日、イラク北東部スレイマニヤ県に医療チームを派遣。医師1人、看護師2人、薬剤師1人が医療活動にあたっている。

IMCのカントリーディレクター、ボグダン・ドゥミトゥルは、追加の救援活動に参加してくれる国内外の団体との調整を進めている。


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ニューズウィーク日本版ウェブ編集部


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