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サウジ皇太子が進める危険なイスラム軍事同盟

ニューズウィーク日本版 / 2017年12月8日 16時30分

また、ムハンマドはテロとの戦いを唱えるが、これまでISISと激しく戦ってきたイラクとシリアは、イスラム軍事同盟に参加していない。どちらもイランと関係が深い国だ。「どの国が参加していないかを見れば、これがスンニ派諸国の反イラン同盟であることが分かるだろう」と、エーキンズは語る。

だが、イスラム軍事同盟のアブドルラウフ・サレハ事務総長は、そんな見方をきっぱり否定する。「敵はテロだ。特定の宗派や宗教や人種ではない」

それでも懸念は消えないと、エーキンズは言う。「この同盟をきっかけに、これまで水面下で高まっていたサウジアラビアとイランの緊張が、本物の衝突に発展する可能性は高まったと言えるだろう」

<本誌2017年12月12日号≪最新号≫掲載>

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