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銃乱射の被害者を訪問したトランプ、ご機嫌で大顰蹙。この男に心はあるのか?

ニューズウィーク日本版 / 2018年2月19日 17時0分

(悲しんでいるようには見えない。どの写真も満面の笑みで力強く親指を上げている。カメラの前で興奮しているようにしか見えない)


ホワイトハウスもトランプも、写真への批判にはコメントしていない。トランプとメラニア夫人は16日に警官や事件の被害者と面会したが、トランプが力を入れたのは犠牲者への追悼よりも救急隊員らへの称賛だった。

涙を流したオバマとは大違い

「すばらしい仕事ぶりだった。本当に感謝している」と、トランプは保安官事務所で警官らに対して述べた。「みんなその話題で持ちきりだ」

トランプはこうも言った。「皆さんの功績が認められるといいと思う。あなた方が称賛にふさわしいことは私が請け合う。並ぶ者のない働きぶりだった」

事件の負傷者の多くが入院している病院を訪問したトランプは、同じように親指を上げるポーズを取って医療スタッフらと写真に収まった。

ちなみにワシントン・ポストによれば、トランプは犠牲者の家族に対して公にはあいさつをしていない。また記者団の問いにも関わらず、銃規制改革には触れなかった。

12年にコネティカット州の小学校で男が銃を乱射し、20人の幼い子供が犠牲になった際、当時のバラク・オバマ大統領はホワイトハウスの記者会見で銃保有に対する規制強化を訴えた。この時、オバマが涙を流していたのは有名な話だ。

(翻訳:村井裕美)




トム・ポーター


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