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物理学者もお手上げ、カーリングの原理

ニューズウィーク日本版 / 2018年2月26日 18時0分

「なぜストーンが曲がるのかに関して、自分も似たような理論を思いついたことがあるが、同様の理由で行き詰まった」と、デニーは言った。

もう1つの理論は、ストーンが氷と接触するのは底にある幅数ミリの輪の部分だけ、という点に注目。氷上を滑る際、輪の前方の部分は氷の表面に小さなかき痕を作りながら進む。その痕にストーン後方が誘導されていく結果、ストーンが回転方向と同じ方向に曲がる、と説明する。

カーリングは15~16世紀頃発祥といわれる古いスポーツだが、科学者たちはまだ、ストーンがなぜ曲がるのかという単純な理屈ひとつわかっていない。

カーリングの選手は、理論的に説明できないものをどうコントロールしているのだろう?

(翻訳:河原里香)

【訂正】本文中に「ボウリングの球」とあったのは、「(料理用の)ボウル」の誤りでした。お詫びして、訂正します。

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ジャニサ・デルゾ


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