ポピュリスト大統領が次はメキシコに誕生する?
ニューズウィーク日本版 / 2018年3月7日 10時50分
ヘロイン生産対策やカルテル指導者の追跡などで、米政府機関との協力を打ち切る可能性もある。「経済社会的な性格の問題は強制的措置では解決できない」と、ロペス・オブラドールは昨年書いた。「軍事援助や情報活動、武器供与などで、わが国の治安問題は解決しない」
国際問題では、もともと中南米の社会主義的な指導者に甘い。ただベネズエラ情勢については、域内国の調停役から退く可能性がある。イラン、北朝鮮、シリアの問題でも国際社会に同調しないかもしれない。
トランプ米大統領との相性はどうだろう。トランプ政権が発足して間もなくロペス・オブラドールは講演旅行のため訪米し、トランプを何度もヒトラーに例えた。最近はトランプに「身の程を知らせてやる」と主張した。先が思いやられる。
From Foreign Policy Magazine
<本誌2018年3月6日号掲載>
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