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米大学キャンパスにも中国の監視の目が光る

ニューズウィーク日本版 / 2018年3月13日 16時30分

このとき、メリーランド大学のCSSAは、楊を真っ向から批判する動画を作成した。楊はのちに、謝罪に追い込まれた。



留学生の言動だけでなく、キャンパスでの「反中的」なイベントに目を光らせるのも、CSSAの役割らしい。

17年2月、カリフォルニア大学サンディエゴ校は、6月の卒業式にチベット仏教の最高指導者ダライ・ラマ14世を招くと発表した。同大学のCSSAは、中国政府と対立関係にあるダライ・ラマを招待することへの反対を表明。中国領事館と協議していることを明らかにした。そして、ダライ・ラマが行うスピーチに政治的内容を含めないよう大学当局に求めた。

同大学は要求を突っぱねた。しかし、楊が称賛したアメリカの自由が揺らぎかねない状況だったことは間違いない。

From Foreign Policy Magazine

<本誌2018年3月13日号掲載>

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ベサニー・アレン・イブラヒミアン


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