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プーチンの差し金?亡命ロシア人の不審死が止まらない

ニューズウィーク日本版 / 2018年3月14日 18時45分

グルシュコフはベレゾフスキー死亡直後、ガーディアン紙に対して、「ボリスは殺されたと確信している。私はマスコミの報道とはかなり違う情報を知っている」と語った。

「ボリスは窒息死した。自分でやったか、誰かがやったか。でも自殺だったとは思わない」と、彼は説明した。また2006年に放射性物質ポロニウムで暗殺されたアレクサンドル・リトビネンコの事件にも言及した。「ロシア人亡命者の死が多すぎる」と、当時グルシュコフは語っていた。



プーチンが自分の取り巻きに富と権力を与え、楯突く者を破滅させながら、ロシアの大統領として支配力を強めるにつれ、ロンドン、さらに広くイギリスに逃れて暮らす反プーチン派ロシア人は増えていった。

だがロシア政府の力はイギリスにまで及んでいるようだ。何人ものプーチン反対派がイギリス国内で不審な死を遂げている。そしてイギリス当局は外交上の軋轢を避けるために、事件を隠蔽しているという批判の声も高まっている。

イギリス警察や情報機関はスクリパリ事件の後、ロシアと関係する14人の死について、自然死ではない証拠の有無を再捜査している。 グルシュコフの死がこの捜査リストに追加されるかどうかはまだ分からない。


デービッド・ブレナン


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