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【ロシア疑惑】ムラー特別捜査官の解任を匂わせ始めたトランプ

ニューズウィーク日本版 / 2018年3月19日 18時0分

「前にも言ったが、もし解任すれば、それは大統領の終わりの始まりになるだろう。わが国は法治国家だからだ」とグラムは述べた。



一方、ジェフ・セッションズ司法長官は3月16日、トランプがかねてから目の敵にしていたFBIのアンドルー・マケーブ副長官を免職にした。マケーブは、トランプに解任されたジェームズ・コミーFBI前長官とトランプとのやりとりを記したメモをムラーに提出したと伝えられる。コミー解任には、ロシア疑惑の捜査を邪魔する司法妨害の疑いがある。

だが、トランプの個人弁護士ジョン・ダウドは、次はムラーがクビになる番だと言う。

ダウドはNBCニュースやオンラインのニュースメディア「デーリー・ビースト」にこう言った。「司法省が、マケーブの上司ジェームズ・コミーFBI前長官がねつ造したロシア疑惑の捜査に終止符を打つことを期待する」

一方ムラーは3月16日、トランプ一族が経営する企業、トランプ・オーガニゼーションに対してロシア関連の書類提出を命じた。

上院情報特別委員会に所属する民主党のマーク・ワーナー議員は議会に対し、ムラーを擁護するよう呼びかけた。

Every member of Congress, Republican and Democrat, needs to speak up in defense of the Special Counsel. Now. https://t.co/bg9pVtkdOv— Mark Warner (@MarkWarner) 2018年3月17日

(議会のすべてのメンバーは、共和党も民主党も、特別検察官を守るために声を上げる必要がある。今こそやるべきだ)


(翻訳:村井裕美)


ティム・マーシン、トム・ポーター


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