アメリカとトルコが危険地帯シリアで激突寸前
ニューズウィーク日本版 / 2018年3月28日 16時10分
トルコは攻撃によって、かえってYPGをPKKに近づけている。YPGに手を差し伸べて、内戦後に国際的な支援と正統性を得たいクルド人の利害を利用すれば、PKKと切り離せる。
トルコはシリア北部に緩衝地帯を置いて、シリアのテロを遠ざけ、難民を帰す安全地帯を確保しようとしている。そのためには、シリア北部の大部分を支配しているクルド人の善意が欠かせない。
トルコは欧米、ロシア、イラン、近隣諸国と対立し、国内では民主主義が消えかけている。トルコを孤立から救うための第一歩は、米・トルコ両国がシリアのクルド人の今後に対して何らかの解決策で合意することだ。
From Foreign Policy Magazine
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[2018.3.27号掲載]
チャールズ・カプチャン(米外交評議会上級研究員)
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