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【写真特集】金正恩と文在寅が手を繋いで越えた歴史の分断線

ニューズウィーク日本版 / 2018年4月27日 13時45分

<朝鮮半島が本当に歴史的な和平への道を歩み出せるのか、会談の共同宣言文には朝鮮戦争の終戦と朝鮮半島非核化の目標が明記された>

北朝鮮の核・ミサイル開発がもたらした朝鮮半島の緊張の解消に向けて、きょう南北朝鮮は大きな一歩を歩み出した。

北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長は、27日午前9時半ごろ、南北の軍事境界線上の板門店で出迎えた韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領と握手を交わし、手を取り合ったまま韓国への境界線を一歩踏み越えた。

北朝鮮の指導者が韓国に足を踏み入れるのはこれが初めてで、2007年以来途絶えていた南北間の首脳会談が再開された。会談には北朝鮮側から金正恩のほか、妹の金与正(キム・ヨジョン)、党副委員長の金英哲(キム・ヨンチョル)が出席している。

夕方に発表された共同宣言文では、年内に朝鮮戦争の終戦を宣言して平和協定を締結することを明言し、南北が非核化を通じて核のない朝鮮半島を目指す目標が確認された。

今日の会談が、北朝鮮と韓国が朝鮮半島分断の歴史を乗り越える最初の一歩となるのだろうか。

韓国側の儀仗隊の歓迎を受ける金正恩と文在寅 REUTERS


韓国のソウル駅では首脳会談を生中継するテレビ画像を人々が注視 Jorge Silva-REUTERS


軍事境界線の韓国側では、統一旗を掲げる人たちが会談を祝った Kim Hong-Ji-REUTERS


会談では北朝鮮の非核化の意思が明文化されるかどうかが焦点に REUTERS TV


金正恩と文在寅が板門店で率直に話す様子が世界に配信された REUTERS TV


金正恩も文在寅とともに共同宣言文を読み上げた REUTERS TV

ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

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