1バレル=70ドル突破、イラン核合意の行方めぐり原油市場が緊張
ニューズウィーク日本版 / 2018年5月8日 13時0分
だがそうはならないかもしれない。制裁が再開された場合、イランは逆に原油の生産量を増やす可能性もある。
OPECで第3位の産油国であるイランの産油量は、原油価格に大きな影響をもたらす。イランは、他のOPEC諸国とは違って原油価格の維持は支持しておらず、同国の石油相はバレル当たり70ドルを大幅に下回るぐらいが好ましいと発言している。
原油価格の上値を抑える可能性があるもう一つの要因が、特にアメリカ国内におけるシェールオイルの生産量増加だ。米エネルギー情報局は、5月の生産量は日量1100万バレルに近づくと予測している。これはOPEC一の産油国であるサウジアラビアの生産量を上回り、世界最大の産油国ロシアの生産量に近い水準だ。
8日の米東部時間午前1時の時点で、WTIの取引価格は70.38ドル。北海ブレントは75.67ドルで取引されている。
(翻訳:森美歩)
(International Business Times)
ヒマンシュ・ゴエンカ
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