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「パパ活サミット」がすごい... ベールに包まれた世界のハウツーと女の本心

ニューズウィーク日本版 / 2018年5月10日 17時30分



3年以上「SeekingArrangement.com」を使って、100人以上のシュガー・ダディ候補と会ってきた。1日で3人の候補者に会う日もあった。そこまでしてウッドが手に入れたいのは、「お金だけじゃなくて、シュガー・ダディたちの頭脳」と言いきる。

ボストンから来たサラ・ケイト・アストローブ(27)はスピーカーとして参加していた。シュガー・ベビーのスペシャリストとして、だ。彼女がこれまでデートしたなかで一番高齢だったのは75歳。「その人は絶対にバイアグラを使っていたわ」

「この世界に対して多くの誤解がある」

セミナーに潜入したカリーは「私が会った女性はみんな魅力的で野心的だった」と書いている。そう、彼女たちの目的は、あくまでビジネスの成功に向けた出会いやきっかけを得ることなのだ。そのためか、会場はビジネス会議の様相を呈していたという。

主催した「SeekingArrangement.com」と同業の「arrangement.com」で働くブルック・ユーリック(26)は、「究極のシュガー・ベビーガイド」というイベントのホストを務める。ユーリックは「この世界に対して多くの誤解がある」と指摘する。「シュガー・ベビーは売春婦ではなく、2人の成人にとって相互に有益な関係だ」と強調している。

会場の、あるブースでは、4人のシュガー・ダディが、シュガー・ベビーたちにお金へのアプローチ方法をアドバイスしていた。専門家としてアドバイスする側のジム・ ディミトリアスは、いまや元シュガー・ベビーと結婚し幸せに暮らしているそうだ。

それでも男女関係にもつれは付きもの。ユーリックによると「arrangement.com」には、トラブルに備えた報告システムがあるという。シュガー・ベビーから苦情が寄せられるのは、とても一般的なことで、ツインルームを予約したはずなのに実際にはダブルベッド1台の部屋だったなど。

「パパ活サミット」の重要なテーマの1つは安全性で「#MeToo時代のセクシャリティ理解」と題されたセッションが開かれた。シュガー・ベビーに向けて、お金の代償に性的関係を要求するなどの不適切な行動を取るシュガー・ダディがいたら報告するよう呼びかけた。シュガー・ダディと行動を共にするなら、いつどこに行くのかを親しい人に知らせておくことも大切だとアドバイスしている。

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ニューズウィーク日本版ウェブ編集部


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