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プーチン政権批判のロシア人記者射殺──ウクライナ首都キエフで2人目

ニューズウィーク日本版 / 2018年5月30日 17時50分

彼の記事に対しては、一般ロシア国民からの批判も多かった。なかでも物議を醸したのは2016年12月に起きた軍用機墜落の記事。ロシア軍の赤軍合唱団のほぼ全員が死亡したことに悲しみも感じないと書いた。ロシアの誇りでもある同合唱団は、シリアに派遣されたロシア軍の慰問に向かう途上だった。

キエフで殺害された独立系ジャーナリストはバブチェンコが初めてではない。2016年には、調査報道で高く評価されていたベラルーシ出身の著名ジャーナリスト、パーベル・シェレメトが自動車に仕掛けられた爆弾で殺されている。シェレメトは頻繁に、ベラルーシ、ロシア、ウクライナの政府関係者を批判していた。

(翻訳:栗原紀子)

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