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都心部でも見直される、お金を使わない「非貨幣経済」

ニューズウィーク日本版 / 2018年6月14日 15時0分

「貰う」「共有する」「拾う」「助け合う」「育てる(自家栽培)」といった、貨幣を媒介としない非貨幣経済の効用を見直したい(鶴見済『0円で生きる―小さくても豊かな経済の作り方―』新潮社、2017年)。食品ロスに象徴される大量生産の無駄を活用できるし、人と人とのつながりが必然的に生じる。「お金を使わないと人間関係がどんどんできる。お金は協力的な人間関係を省略する」という、鶴見済氏の指摘は実に的を射ている。(毎日新聞、2018年5月18日)。

それは、煩わしい「濃すぎる」人間関係とは異なる。必要な時だけ助け合う、自発的な「緩い」人間関係だ。そんな人間関係は今、都市部でも求められている。

<資料:総務省『全国消費実態調査』(2014年)、
    総務省『小売物価統計調査』(2014年)、
    厚労省『国民健康・栄養調査』(2012年)>


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舞田敏彦(教育社会学者)


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