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新しい音楽を楽しめるのは30歳まで?

ニューズウィーク日本版 / 2018年6月15日 15時0分

いつまでも音楽的にオープンでいるために

「昔の音楽の方がよかった」などと愚痴る「音楽老人」にならないためには、どうすればよいだろう。ガーディアンがいくつか提案をしている。

自分のプレイリストに飽きたなら、ストリーミング配信サービスやYouTubeで適当に曲を選んでみるか、友人にプレイリストを作ってもらってもいい。Kポップなど外国語の音楽も推薦している。

なかでも、好きなアーティストが影響を受けた音楽をさかのぼってみる、というのは名案に思われる。たとえば、イギリス出身の人気ロックバンドThe 1975は80年代の音楽やブライアン・イーノを聞いて育ち、ニューシングル『ギヴ・ユアセルフ・ア・トライ』の素早いリフは、ジョイ・ディヴィジョン(1979年)の『ディスオーダー』から派生している、という。

ほかに、「楽器を習うこと」は「音楽的冒険へのもう一つの入り口」と提案。たとえば、ドラムを叩くことでクライド・"ファンキー・ドラマー"・スタブルフィールド(ジェームズ・ブラウンのバックを務めた伝説的ドラマー)に行き着いたり、ピアノを習うことでショパンを演奏したりするようになるかもしれない。また、筆者はかつてオペラ嫌いだった自身の経験もあげ、嫌いな音楽をあえて聞いてみることもすすめている。  

新しい音楽を聞かない理由に「いろいろありすぎる」とあがっていたが、インターネットやストリーミングで異国の音楽や未知のジャンルなどをいとも簡単に発掘できる現代は逆に音楽の嗜好を深める絶好のチャンスだろう。昔の音楽ばかり聴いていてはもったいないかもしれない。










モーゲンスタン陽子


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