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パリ、トロントに誕生、シリコン売春宿は社会の味方?

ニューズウィーク日本版 / 2018年8月28日 16時10分

一方、オーラ・ドールズのリーは、ドールは誰も傷つけずに男性がファンタジーを実現する機会を与えるものだと言う。「このサービスを始めるにあたって私たちが注目しているのは、野蛮で暴力的な空想を抱く男性でも、ドールが相手なら暴力をふるわずに済むということだ」



とはいえ、セックスドールがそうした攻撃性の安全なはけ口であることを示す証拠はない、という指摘もある。豪ニューカッスル大学で犯罪と法医学を研究するザンシー・マレットは6月、そういったドールは女性や子どもを性暴力から守るよりもむしろ、性犯罪者や小児愛者を刺激してしまう可能性があると主張した。

オーラ・ドールズ開店というニュースに、ネット上では意見が分かれている。ツイッターでは称賛の声がある一方、不快感をあらわにするユーザーもいる。あるトロント市民は、「別にいいじゃないか。セックス相手がいないとか、タブーに挑戦してみたいとか、浮気をしたくない男性のためにちょうどいい」とコメントした。しかしほかのユーザーは、トロント市長に対してこう疑問を呈した。「どうしてこんなものを許可するんだ?」 

(翻訳:ガリレオ)

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