1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

紛争続くウクライナ東部、親ロ派リーダーを爆殺したのは誰か

ニューズウィーク日本版 / 2018年9月3日 19時0分

彼の率いた自称『政府』と武装勢力の大部分を構成していたのは、長年犯罪に関与してきたはみ出し者たちで、ロシア政府の支援の下、かなりの武器や資金を手にした」と、シンクタンク「大西洋協議会」のエイドリアン・カラトニッキー上級研究員は本誌に語った。



だが、ザハルチェンコの死が不安定化を招くことはないだろうと、専門家は言う。「ウクライナ東部で起こることはすべてプーチンとロシア当局の命令にだからだ」と、カラトニッキーは言う。

カラトニッキーは2017年11月にもう1つの親ロ派組織であるルガンスク人民共和国でロシア政府の支援を受けたクーデターが起き、トップがロシアに忠実な人物に取って代わられたことを指摘。「ロシアの指揮系統に完全に服従し続ける人物をロシアは間違いなく手配するだろう」と述べた。

ザハルチェンコは東部で親ロ派がウクライナからの独立を宣言する以前は炭鉱の電気工として働いていた。そもそも彼を東部の指導者として選んだのはロシア政府だった可能性もある。

「彼はロシア政府の手先だ。戦闘でのあらゆる人々の死の責任に加え、彼らはウクライナ人捕虜を拷問している。まったく唾棄すべき人間だった」とハーブストは本誌に述べた。

(翻訳:村井裕美)


クリスティナ・マザ


この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください