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サウジ皇太子、記者殺害は「悲痛」「犯人は裁きを受ける」と発言

ニューズウィーク日本版 / 2018年10月25日 16時45分

その皇太子が10月23日の会議初日に15分ほど姿を現すと、アラブ同盟国などの首脳らが総立ちで拍手を送った。皇太子は出席者と談笑し、セルフィー(自撮り)にも応じた。その数時間前には、彼は父サルマン国王とともにカショギの息子たちに面会し、哀悼の意を伝えていた。



皇太子は王室の後継者に指名された昨年以降、権力の一極集中を進め、国王からサウジの情報機関再編のための委員会のトップにも起用された。サウジ政府は事件を受けて、情報機関の副長官や政府高官ら5人を更迭。カショギの殺害に関与した疑いでサウジ国籍の18人を逮捕したと明らかにした。

カショギはかつてサウジ国内で活動する大物記者だったが、昨夏に渡米し、米紙ワシントン・ポストなどへの寄稿でサウジ政府を批判していた。言論抑圧などのほか、よく批判していたのが、サウジ主導でアメリカなどの有志連合軍も参加する、隣国イエメンへの軍事介入だ。サウジはイスラム教シーア派系武装組織「フーシ派」を標的にした空爆で、多数の民間人犠牲者を出したとして批判されている。

(翻訳:河原里香)


トム・オコナー


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