ナメクジを食べた男性、脳を侵す寄生虫で8年後に死亡
ニューズウィーク日本版 / 2018年11月6日 14時15分
「それ以降、友人たちはずっとバラードさんを支えてきましたが、11月2日、彼は家族と友人たちに囲まれて息を引き取りました。お母さんへの最後の言葉は『愛している』だったそうです」
広東住血線虫症で死に至るケースは稀だ。アメリカではハワイ州で発症が確認されることが最も多く、他の州ではほとんど発症例はない。しかし1993年にはニューオーリンズ在住の少年が、やはりけしかけられてカタツムリを食べた後に広東住血線虫症に感染。数週間後に発症し、筋肉痛や斜頸、嘔吐、頭痛や微熱などの症状を経て、2週間後に自然治癒した。
CDCは広東住血線虫症への感染を回避するために、ナメクジやカタツムリ、カエルや海老を生で、あるいは加熱不十分な状態で食べないように呼びかけ、次のように勧告している。「カタツムリやナメクジを触る時は手袋をして、その後はよく手を洗う。生鮮食品は必ずよく洗う。旅行で寄生虫が多い地域を訪れるときは、生野菜を食べない」
バラードの死を無駄にしないためにも。
(翻訳:森美歩)
ハナ・オズボーン
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