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中国・深センのマラソン大会、258人が不正で処分──でも実は「普通」のこと!?

ニューズウィーク日本版 / 2018年12月3日 18時50分



マラソン大会やトライアスロン、ウルトラマラソンなどランニングの世界でズルをする人たちを暴くウェブサイト「マラソン・インベスティゲーション」(マラソン調査)は深センでの事案について、「これだけの大人数が近道をするのは、実は驚くべき話じゃない。普通のこと」と書いている。

2015年のホノルルマラソンでは、計測地点のうち3カ所以上を通過しなかったランナーの数は400人以上に上り、2017年のディズニーワールド・マラソンでは200人以上が近道をした。さらにメキシコ・シティ・マラソンでは、2017年と2018年で、失格処分になったランナーの数は5000人に上った。

同サイトはそのため、今回中国で発覚した不正は規模としては他と比べ突出しているわけではないと説明。ここまで話題になった理由は、近道をしている様子をとらえたビデオがあったからだろうと分析している。

同サイトはまた、そもそもトップ・アスリートでないのなら、ちょっとズルをしたくらい、自分をだましているだけだからいいではないか......という意見をはっきりと否定している。近道をしておきながらフィニッシュ・ラインを踏み、完走メダルをもらうような人たちは、正直な参加ランナー全員をだまし、大会の準備に時間をかけてきた人たち全員、コースの1センチ1センチをすべて正直に走ったり歩いたりした人たち全員をだましたのだ、と述べている。

Organizers ban over 250 runners from Shenzhen-Global1 News Network



松丸さとみ


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