マインドフルネスで「太る生活」と決別しよう
ニューズウィーク日本版 / 2019年1月17日 18時20分
「とりわけグループセッションでは効果を上げやすい。今回の研究で参加者がすんなりマインドフルネスを習得することに驚いた」と、この研究に参加したトーマス・バーバー博士は本誌に語った。
この研究には限界もある。サンプル数が少ない上、参加者が仲間との交流で減量に意欲的になったのか、マインドフルネスの効果かはっきりしないこと。また、この研究では減量プログラムの一環として週1回病院でレッスンが行われたが、別の状況でも効果があるかは不明だ。
バーバーは減量中の人がインターネットなどで情報を得て自分で実践しても効果があるとみている。マインドフルネスの特長は思考パターンに働きかけること。思考が変われば習慣が変わり、健康的な生活習慣が自然と身につく、というわけだ。
<本誌2018年01月15日号掲載>
※2019年1月15日号(1月8日発売)は「世界経済2019:2つの危機」特集。「米中対立」「欧州問題」という2大リスクの深刻度は? 「独り勝ち」アメリカの株価乱降下が意味するものは? 急激な潮目の変化で不安感が広がる世界経済を多角的に分析する。
カシュミラ・ガンダー
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