1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

ルービックキューブは今こそ旬

ニューズウィーク日本版 / 2019年2月20日 18時40分

「君も~」では、このパズルを解くことが全体的な自信の向上にもつながるとしているが、まさにそれを裏付けるエピソードだ。「パズルは人とつながりを持つ。人が作ったものだからだ」と、ルービックは言う。



ひたすらパズルを解くのは退屈だという人向けには、「モザイク」セットがある。一面だけを解いて所定の模様を作ったキューブを並べ、例えばエイブラハム・リンカーン元米大統領の顔の絵にする。このセットには、600種のデザインを作成するためのプログラムが組み込まれている。

ルービックは74歳になった。彼がルービックキューブを作った当初の目的は、頭の体操になるパズルを作り、さまざまな問題は克服可能だと証明するのに役立てることだった。ルービックキューブの未来は、まさにこの意図を反映している。

このパズルの究極の教訓は、失敗は成功よりもいい教師だということだ。「ルービックキューブの過去は、未来への可能性を証明するものでもある」と、ルービックは言う。「私は老いていくが、ルービックキューブは若いままだ」

<本誌2019年02月19日号掲載>



※2019年2月19日号(2月13日発売)は「日本人が知らない 自動運転の現在地」特集。シンガポール、ボストン、アトランタ......。世界に先駆けて「自律走行都市」化へと舵を切る各都市の挑戦をレポート。自家用車と駐車場を消滅させ、暮らしと経済を根本から変える技術の完成が迫っている。MaaSの現状、「全米1位」フォードの転身、アメリカの自動車ブランド・ランキングも。


モ・モズチ


この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください