インド軍の弾薬はたった10日分、パキスタン軍と戦えば勝ち目なし?
ニューズウィーク日本版 / 2019年3月5日 18時30分
アメリカは、アジア地域における中国の影響力拡大に対抗するため、インドを潜在的な同盟国とみなしており、ここ10年間でインドに対して150億ドル相当の武器を供与した。2018年5月には、当時の国防長官ジェームズ・マティスはアメリカ統合軍のひとつ「アメリカ太平洋軍」を「アメリカインド太平洋軍」に改名すると発表した。
英シンクタンク国際戦略研究所がまとめたデータによると、インド軍は、戦車3565台、歩兵戦闘車(IFV)3100台、装甲兵員輸送車(APC)336台、装甲兵員輸送車336台、火砲9719門を保有する。
豪シンクタンクのローウィー研究所が発表した2018年版アジア国力指数によると、インドの2018年の軍事費は450億ドルで、対立するパキスタンの97億ドルよりはるかに多い。この指数の軍事力部門では、インドは世界で4位にランクしている。
しかし、軍事費の大半は現役兵士120万人の給与として使い果たされ、新たな軍備に投じられるのは140億ドルにすぎない。
ゴゴイは、「現代的な軍隊は諜報力と技術力の向上に多大な資金を投じている。インドも同取り組む必要がある」と述べた。
(翻訳:ガリレオ)
※3月12日号(3月5日発売)は「韓国ファクトチェック」特集。文政権は反日で支持率を上げている/韓国は日本経済に依存している/韓国軍は弱い/リベラル政権が終われば反日も終わる/韓国人は日本が嫌い......。日韓関係悪化に伴い議論が噴出しているが、日本人の韓国認識は実は間違いだらけ。事態の打開には、データに基づいた「ファクトチェック」がまずは必要だ――。木村 幹・神戸大学大学院国際協力研究科教授が寄稿。
ブレンダン・コール
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