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エチオピア航空墜落で中国が同型機を運航停止に:昨年の墜落機の問題は何だったのか

ニューズウィーク日本版 / 2019年3月11日 16時16分



今回の事故では、MAX8のフライト続行を認める手続きについての懸念も新たになりそうだ。エチオピア航空は他に6機のMAX8を保有しているが、運航停止などの措置は取っていないようだ。

記者会見でエチオピア航空幹部は、「事故原因が分かっていない」以上、そうした措置は時期尚早だとの考えを示している。

航空機情報サイト「プレーン・スポッターズ」によれば、MAX8は米サウスウエスト航空やアメリカン航空、シンガポールのシルク航空や中国東方航空、中国国際航空、エアカナダなど大手を含む世界各国の航空会社で導入されている。

これらの航空会社の中でMAX8の運航を停止するとの声明を出したところはないし、専門家は現在のところそうした措置を取る理由はないと指摘している。

航空機に詳しいCNNのリチャード・クエストは、現時点では2つの事故は偶然の一致に見えると述べている。

「だが当局は、どの程度まで偶然の一致なのか、2つの事故の間に共通点があるのかについて調べることになるはずだ」とクエストは述べた。

(翻訳:村井裕美)

追記:各紙の報道によるとその後中国当局は、国内のボーイング737-MAX8機は全機、3月11日の夕方までに運航停止するよう命じた


ギラン・エディベイン


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