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【動画】動物実験に使われている36匹のビーグル犬の命を救え

ニューズウィーク日本版 / 2019年3月15日 16時18分



HSUSによれば、ほとんどの動物実験ではマウスやラットなどのげっ歯類が使われるが、アメリカでは今も毎年約6万匹の犬が使われている。動物実験の廃止を求める非営利組織「クルエルティフリー(残虐廃止)・インターナショナル」が開示したファクトシートによれば、動物実験の多い上位9カ国は順に、アメリカ、日本、中国、オーストラリア、フランス、カナダ、イギリス、ドイツ、ブラジルだ。

実験廃止には反論も

「倫理的で賢明で責任感ある」動物実験を支持する慈善団体「アメリカンズ・フォー・メディカル・プログレス」(AMP)は意見表明書の中で、科学的進歩のためには必要不可欠な動物実験もある、とした。「動物実験は、医療や科学の進化にとって極めて重要な役割を果たしている。今後もそれは変わらない」

問題は、その必要性を誰がどんな基準で判断するかだ。科学に対する無知や動物に対する無関心が介在する余地がある限り、必要もない動物実験はなくならない。

(翻訳:河原里香)



※3月19日号(3月12日発売)は「ニューロフィードバック革命:脳を変える」特集。電気刺激を加えることで鬱(うつ)やADHDを治し、運動・学習能力を高める――。そんな「脳の訓練法」が実は存在する。暴力衝動の抑制や摂食障害の治療などにつながりそうな、最新のニューロ研究も紹介。

■実験動物にされた犬たちの苦しみ

動物愛護団体「米国人道協会」(HSUS)が入手した過去の実験動画


ギリアン・エデベーン


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