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銃乱射生存者2人と犠牲者の父親が相次いで自殺

ニューズウィーク日本版 / 2019年3月26日 18時30分

PTSDの症状は通常、トラウマになるような出来事が起きたあと、最初の3カ月以内に始まるが、数年経ってから苦しみ始めることもある。症状は1カ月以上続き、人間関係や仕事で問題を引き起こす場合もある。医師によれば、症状の経過はまちまちで、治療をして6カ月以内で治まる人もいれば、何年も続く人もいるという。

PTSDの症状には以下のようなものがある。

侵入思考:無意識のうちに、嫌な記憶が蘇る、悪夢を見る、事件のフラッシュバックが起きるといった状態が続く。フラッシュバックが鮮明すぎる場合、その出来事を追体験あるいは再体験しているような気持ちになることがある。

回避症状:PTSDで苦しむ人々は、出来事の記憶を呼び覚ます可能性のある場所や人、行動、物事、状況を避けようとすると言われている。また、出来事に関係した感情について話したがらない。

否定的な思考と感情:PTSDの患者は、自分自身や他人について歪んだ考えを持ち、「だれも信頼できない」「自分は悪い人間であり、生きている資格がない」などの思いを抱くことが多い。また、大きな音や強い光などに恐怖心を感じる状態が続く。生き残ったことに対して強い罪悪感を抱き、恥だと思う。かつて楽しんでいたことへの関心を失い、親しい人から切り離されたような孤独感を持つ。

興奮状態と反応性症状:PTSD患者は苛立ちや怒りを感じやすく、ささいなことで感情を爆発させる。また、無謀な行動や自己破壊的な態度をとることがある。小さなことに驚き、同じ出来事が再び起きるのではないかとつねに不安を抱えている。集中困難や睡眠障害も見られる。

パニック障害やうつ症状、薬物乱用、自殺願望、重度の不安も、PTSDに多い症状だ。

PTSDは完治できないが、治療は可能であり、投薬や心理療法によって抑制できる。

(翻訳:ガリレオ)



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マドハール・デイブ


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