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音声は出版の新しいフロンティア──文字以上の可能性を秘めている

ニューズウィーク日本版 / 2019年4月4日 17時45分

これらは、音声コンテンツを再生できるだけでなく、それを販売することもできる。Webは「放送」も「ライブ」もいや「それ以上」のことも出来たからだ。

20世紀の終わりに、ついに音声は文字との垣根を乗り越えた。デジタルが活字を扱えるようになって間もなく、音声は文字に、文字は音声に変換が可能になり、その効率と精度は、時間とともに着実に向上した。目も眩むような高解像度グラフィックの、音声が重要なインタフェース言語でもあることに注目した人はあまりいなかったが、これも重要な変化だった。

20年後に、AIの進化で面目を一新した「音声エージェント」で、われわれは人類最古の「出版」がいまでは強力で豊かななテクノロジーに支えられていることを知った。音声は出版の新しいフロンティアであり、文字以上の付加価値を秘めている。

※EBook2.0 Magazineからの転載です。

Web時代のブックビジネス─本/著者/読者に何が始まったか: Kindle以後10年Book II-1


鎌田博樹(EBook2.0 Magazine)


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