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キャッシュレス、5G、自動運転車、RPA... 「テーマ株投資」の極意

ニューズウィーク日本版 / 2019年4月5日 10時20分

●ALBERT<3906>
AIを活用したビックデータ分析サービスを展開する会社。5月15日の取引終了後にトヨタ自動車との資本業務提携が発表され、連日のストップ高となりました。

ALBERTの株価推移
(Chart by TradingView)


同銘柄が刺激材となり、AI関連銘柄の物色人気が再燃して、PKSHA Technology<3993>やRPAホールディングス<6572>も見直されました。

同社の株価はその後も大きく上昇し、11月には約6倍に上昇しました。



2019年に期待されるテーマ

株価が上昇しやすいのは、将来的に世の中を大きく変化させる可能性を秘めたテーマです。例えば、こんな相場格言があります。

国策に売りなし

国の政策がテーマとなっている場合、税金を使って国の重要課題を解決しようということですから、将来的に需要が大きくなる可能性があります。また、次世代の技術やサービスに関するテーマも、株式市場で常に熱量の高いテーマといえます。

では、2019年の株式市場をリードすると期待されている、注目のテーマをご紹介しましょう。

●5G(第5世代移動通信システム)
現行の通信システム(4G)の数十倍の通信速度を実現する、次世代の通信システムです。自動運転やIoTを実現する上で必須の技術であり、次世代技術のインフラとして、市場の爆発的な広がりが期待されています。

●インバウンド
爆買いは一服したものの訪日外国人は増加し続けており、モノ消費から体験型のコト消費へ、消費行動の変化とともに新たな関連銘柄に注目が集まっています。

●シェアリングエコノミー
カーシェアリング、民泊、レンタルオフィスなど、物や場所、サービスを不特定多数の人と共有して利用する仕組みをいいます。2013年は全世界で150億ドルだった市場規模は、2025年には3350億ドルにまで拡大すると予測されています。

●キャッシュレス
2019年10月に控えた消費税増税の対策としてポイント還元が検討されています。これを刺激材として、キャッシュレス後進国の日本でもキャッシュレス化が一気に加速する......という期待が高まっています。

●自動運転車
政府は2020年の東京オリンピックに向けて、自動運転車の普及促進に積極的に取り組む姿勢を見せています。AI、IoT、センサなど複数のテーマが関連しており、注目度は大変高くなっています。

●RPA
RPAとは「ロボティック・プロセス・オートメーション」の略で、ホワイトカラー業務を代行するシステム版ロボットツールのことです。定型業務を効率化する「働き方改革」の一つとして注目を集めています。

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