ロシア疑惑報道はフェイクにあらず
ニューズウィーク日本版 / 2019年4月5日 18時0分
現在、ニューヨーク州南部・東部地区とバージニア州東部地区の連邦地裁、首都ワシントンの連邦検事局でトランプと周辺人物が外国勢力と結託したという疑惑が取り上げられている。
さらにトランプが外国の勢力に屈したのではないかという問題も依然として問われており、FBIとCIAが捜査している可能性がある。ムラーは捜査の焦点を狭めたようだが、議会では複数の委員会がもっと広い視野から追及するに違いない。
これからも、事は今までどおり運ぶはずだ。トランプは相変わらず作り話を続ける。メディアはこれまでと同じく、おおむね正確に公共の見張り役を果たす。アメリカが不安定な状態にあるとしても、それはメディアによるロシア疑惑に関する報道のせいではない。
(筆者にはロシア疑惑を追った『共謀の証拠』の著書がある)
※4月9日号(4月2日発売)は「日本人が知らない 品格の英語」特集。グロービッシュも「3語で伝わる」も現場では役に立たない。言語学研究に基づいた本当に通じる英語の学習法とは? ロッシェル・カップ(経営コンサルタント)「日本人がよく使うお粗末な表現」、マーク・ピーターセン(ロングセラー『日本人の英語』著者、明治大学名誉教授)「日本人の英語が上手くならない理由」も収録。
セス・エーブラムソン(ニューハンプシャー大学助教)
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