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アサンジは死刑になるのか、ならないのか

ニューズウィーク日本版 / 2019年4月12日 15時40分

さらに米司法省は11日、アサンジの容疑について、米政府の機密文書や機密連絡に使われているネットワークに、マニングがパスワードを破って不法に侵入したことを手助けした共謀罪だと発表した。

司法省は、マニングがダウンロードした機密文書をウィキリークスに渡し、それが公開されたと見ている。

報道発表の中で司法省は、「マニングはパスワードを破り、自分のものではないユーザーネームでコンピューターにログインした。こうした不法な手法によって捜査当局が違法な機密漏洩の情報源を特定することはより困難になった。マニングとアサンジは共謀の間、機密情報の引き渡しに関して常に連絡を取り合っていた」と説明している。

さらに「アサンジはマニングにもっと情報を提供するよう働きかけた。マニングが『これが入手したすべてだ』と伝えると、アサンジは『私の経験では、好奇心の目が乾くことはない』」と返答した」と容疑の詳細を明かした。

「国際法違反」とウィキリークスは非難

アサンジは2012年、スウェーデンでの女性に対する性的暴行容疑で英警察に逮捕されたが、保釈中にアメリカへの身柄移送を恐れてロンドンのエクアドル大使館に亡命を求めた。現在残っている容疑の一部も2020年に時効になるが、アサンジが今スウェーデンに戻れば、事件捜査が再開される可能性がある。

約7年間アサンジを保護した後、亡命許可を取り消したエクアドルのモレノ大統領は「大使館内でのアサンジの態度に我慢がならなかった」とコメントしている。

ウィキリークスは、アサンジを逮捕させたエクアドルの判断が「国際法違反」だと主張した。「アサンジは1人の息子、父親、兄弟で、いくつものジャーナリズム関連の賞を受賞している」


シェイン・クラウチャー


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