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ノートルダム大聖堂 再建に立ちはだかる障害

ニューズウィーク日本版 / 2019年4月17日 18時0分

「火災が再び発生しないように、たとえば屋根などは、どの程度新しい耐火建築にするべきか、興味深い議論が行われるだろう」と彼は言い、建築基準法によって、再建された聖堂では火が簡単に建物全体に回らないようになると付け加えた。

大聖堂はユネスコの世界遺産になっていることから、修復にあたって守らなくてはならない厳格な指針もある。



建物の構造が修復不可能なほど破壊されている恐れはないか、という問いに対して、モードは顔をしかめた。「ノートルダム大聖堂とその価値を、人々が何としても維持しようとするかどうかの問題だ。ドレスデンの聖母教会は、大量の新たな石を使って修復された。あの教会がドレスデンの人々にとってとても大切なものだったからだ」

たいへんな苦労をしても、修復作業が終了し、建物が元どおりかそれに近いところまで戻ったら、とてもいい気分になる、とモードは言う。

「人々の期待をはるかに超えるものを取り戻すことは、いつだってすばらしい」

(翻訳:栗原紀子)



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【動画特集】ノートルダム寺院火災

尖塔が燃えるノートルダム寺院 FRANCE 24 / YouTube 

ノートルダム寺院では改修作業が行われていた FRANCE 24 / YouTube 

ノートルダム寺院の歴史を紹介するFRANCE 24の動画 FRANCE 24 English / YouTube 

尖塔が崩れ落ちるノートルダム寺院 Newsweek.com / YouTube

火災を免れた人類の宝6つ Newsweek.com / YouTube

M.L.ネステル


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