米空母配備、イラン曰く「悪いのはボルトンだ」
ニューズウィーク日本版 / 2019年5月7日 17時30分
イランのジャバド・ザリフ外相は4月、米TV局のインタビューに応じ、ボルトンやイスラエル、サウジアラビア、アラブ首長国連邦(UAE)が、ドナルド・トランプ大統領をイランとの戦争に引きずり込もうとしていると非難した。
4月28日に放送された録画インタビューのなかでザリフは、ボルトンとサウジアラビア、イスラエル、UAEの指導者たちを「Bチーム」と呼び、イランに対して強硬姿勢を取るようトランプ政権に仕向けていると言った。「Bチームは、トランプ大統領が望んでいない対立に持っていきたいのだ」
「彼らはみな、アメリカを対立へと引きずり込もうとしてきた」とザリフは述べた。「トランプ大統領がそれを望んでいるとは思わない。同氏はアメリカを新たな戦争へと巻き込まないという公約を掲げて大統領選を戦ったと私は考えている」
一方でザリフは、イランに対するトランプ政権の姿勢の原因が何であれ、イランの支配体制を変えようとする試みは「失敗する運命にある」と語った。
ザリフのインタビューを受けて、ボルトン自身もテレビに出演。ザリフの非難は「まったくばかげている」と述べ、「プロパガンダのために慎重に練り上げられたセリフだ」と一蹴した。
(翻訳:ガリレオ)
シャンタル・ダシルバ
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