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「ミルクシェイクぶっかけ」で右派政治家に抗議──イギリス

ニューズウィーク日本版 / 2019年5月22日 20時0分

ファラージは事件を防げなかった警備担当者を叱りつけたという。その後彼は、イギリスのEU残留を支持する人々に対する批判をツイッターに投稿した。

「残念なことに、一部のEU残留派が過激化して、まともな選挙運動ができなくなっている。理性的で品位ある民主主義が機能するためには、敗者が敗北を認める必要がある。こんなことが起きるのは、(EU離脱を支持した)国民投票の結果を受け入れない政治家たちのせいだ」

ソーシャルメディアにはミルクシェイクをぶちまける様子を映したさまざまな動画が出回っており、模倣事件も起きている。

スコットランドのエジンバラでは、警察が地元のマクドナルドにミルクシェイクの販売を自粛するよう要請した。



トニー・ブレア元首相はファラージを批判しているが、ミルクシェイクをかけるという抗議のやり方には反対だと、ラジオ番組で語った。

「こんなことは我慢できない。ファラージにも自分の意見を述べる権利がある。私自身も彼には大反対だが」

ミルクシェイクをかけるなら、返り討ちも覚悟する必要がありそうだ。ヤクスリーレノンの頭にミルクシェイクをかけたダンヤール・マフムード(23)は、ヤクスリーレノンの支持者に殴られた。

マフムードは、後悔しているとオブザーバー紙に語った。「こんなに派手に報道されるとは思わなかった。ネットでは、殺すぞという脅迫を受けている。家族に危険が及ぶのではないかと心配だ」

(翻訳:栗原紀子)


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路上でミルクシェイクをかけられたナイジェル・ファラージ

"Milkshake, Carl Benjamin in Totnes."https://t.co/evFkm2XDfH pic.twitter.com/YZk8ME4HJy— optimal crow shake (@BinAnimals) 2019年5月12日

ミルクシェイクをかけられたイギリス独立党(UKIP)のカール・ベンジャミン候補

My mistake.... There's no link at all between throwing #milkshake on fascists and fascists being violent in response. I mean... it took a full 2 seconds for Stephen Yaxley-Lennon (Tommy Robinson) to start punching.pic.twitter.com/TOKX5wDcg3— Femi (@Femi_Sorry) 2019年5月20日

ミルクシェイクをかけられた極右候補スティーブン・ヤクスリーレノン(別名トミー・ロビンソン)

シェーン・クロウチャー


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