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移民流入で懲罰、トランプがメキシコ輸入品に最高25%関税を導入

ニューズウィーク日本版 / 2019年5月31日 16時58分

「協力に消極的なメキシコの姿勢がこの大規模な不法移民を産み、アメリカの国家安全保障と経済に対する非常事態と桁外れの脅威を引き起こしている」と、ホワイトハウスは声明で述べている。「メキシコには強力な移民規制法があり、不法移民の流れを簡単に止めることができる。場合によっては、移民を出身国に送還することもできる。南隣のグアテマラ国境を越えて来る不法移民の入国を、簡単に止めることもできる」

1977年に施行されたアメリカの国際緊急経済権限法によって、大統領は国家非常事態に際して金融制裁を科す権限を持つ。ホワイトハウスの声明はこの法律には触れていないが、30日付けの米ワシントン・ポストの記事は、トランプがこの法律で規定された権限で、メキシコからの輸入品に関する大規模な関税措置を実施する方針だと伝えている。

5月30日の声明でホワイトハウスは、新たな関税によって米企業がメキシコからアメリカ国内に戻ってくるのであれば、歓迎すると述べている。


※6月4日号(5月28日発売)は「百田尚樹現象」特集。「モンスター」はなぜ愛され、なぜ憎まれるのか。『永遠の0』『海賊とよばれた男』『殉愛』『日本国紀』――。ツイッターで炎上を繰り返す「右派の星」であるベストセラー作家の素顔に、ノンフィクションライターの石戸 諭が迫る。百田尚樹・見城 徹(幻冬舎社長)両氏の独占インタビューも。




クリス・モラン


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