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米中貿易戦争の激化で米中合作ドラマも中止

ニューズウィーク日本版 / 2019年6月1日 15時0分

現在のところ、非公式の「出禁」措置の影響を被る在中国のアメリカ人俳優は少数だが、貿易戦争が悪化すれば、アメリカの映画業界も排斥の対象になるかもしれない。中国はハリウッドにとって最大級の市場だ。

せっせと反日作品の制作に励んできた中国のプロデューサーたちは数年前に、国家新聞出版広電総局の検閲官が「娯楽性を重視し過ぎた」戦争ドラマの規制を始めると知らされた。昨年、放映されて高い視聴率を挙げた無難な歴史ドラマ『延禧攻略』『如懿伝~紫禁城に散る宿命の王妃』も、「社会に悪影響」を与える恐れがあるとの理由で放映禁止に追い込まれた。

中国で働く外国籍の芸能人は、当局が朝令暮改で懲罰的な規制を設けることにうんざりしている。そろそろ、もっと役者に優しい国に活動の舞台を移したほうがよさそうだ。

From Foreign Policy Magazine

<本誌2019年06月04日号掲載>


※6月4日号(5月28日発売)は「百田尚樹現象」特集。「モンスター」はなぜ愛され、なぜ憎まれるのか。『永遠の0』『海賊とよばれた男』『殉愛』『日本国紀』――。ツイッターで炎上を繰り返す「右派の星」であるベストセラー作家の素顔に、ノンフィクションライターの石戸 諭が迫る。百田尚樹・見城 徹(幻冬舎社長)両氏の独占インタビューも。



ロバート・フォイル・ハンウィック(メディアコンサルタント)


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