波乱含みのトランプ訪英 メーガン妃は既に欠席表明
ニューズウィーク日本版 / 2019年6月3日 15時30分
<参考記事>メイの有力後継候補ジョンソンはヤバい?「合意なき離脱」率25%に
メイはすでに政治的影響力を失っているが、トランプ政権の担当者は4日の米英首脳会談で取り上げるであろう重大な問題をリストアップしている。そのなかには、中国とイランがもたらした経済的・軍事的脅威に加えて、ブレグジットや貿易交渉などが含まれている。
トランプはこれまで、EUから離脱したイギリスとの貿易協定を望んでいると明言している。だが、ナンシー・ペロシ米下院議長(民主党)は、英・北アイルランドとアイルランド間の国境管理をなくし、和平を実現させた98年のベルファスト合意を損なう可能性があるなら、EU離脱後の英米貿易協定が実現することは絶対にないと警告した。
もっともイギリス滞在は、トランプの今回の訪欧日程のなかではまだ快適なほうかもしれない。訪英の後、トランプはブレグジットに断固反対するアイルランドのレオ・バラッカー首相と会談し、フランスではノルマンディー上陸作戦記念日の式典に参加した後、トランプのアメリカ第一主義を公然と批判しているエマニュエル・マクロン大統領と会談する予定だ。
(翻訳:栗原紀子)
※6月11日号(6月4日発売)は「天安門事件30年:変わる中国、消せない記憶」特集。人民解放軍が人民を虐殺した悪夢から30年。アメリカに迫る大国となった中国は、これからどこへ向かうのか。独裁中国を待つ「落とし穴」をレポートする。
2018年訪英時、ロンドン中心部で行われた反トランプデモ
ヘンリー英王子と結婚した今ではあまり見られない激しい身振りで人々の対立を煽るトランプを批判するメーガン・マークル(当時)
ケネス・ロス
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