中国、5Gに営業許可証発行:米のファーウェイ攻撃が中国5Gを加速化
ニューズウィーク日本版 / 2019年6月10日 10時0分
●イギリス:2019年5月30日、イギリスは初めての5Gによるテレビ生放送をした。放送中にファーウェイの設備を使っていることに焦点を当てて、わざわざファーウェイのロゴマークを映し出したことで、中国では大きな話題となった。
中国メディアとそれに関連する米英メディアの報道
たとえば6月5日の中国経済網は「中国5Gは世界と共に享受、アメリカは何を焦っているのか」で、イギリスBBCの5G放送に関して報道している。
その中でBBCの記者がファーウェイのロゴをクローズアップしながら「まさにこれ(ファーウェイ)こそが、私たちがイギリス最初の5Gテレビ生放送をすることを可能にさせてくれたのです」と興奮して解説していると書いている。
そしてアメリカのブルームバーグが「トランプが慌ててイギリスに向かってプレッシャーをかけた」と報道していることを紹介。
目玉はアメリカの「The Daily Show」で、「ホワイトハウスはアメリカが中国に勝てないことを知っている、しかし彼(トランプ)は他人のことをダメにする方法を知っている。」と批判していることを紹介していることだ。
本当にそのようなことをアメリカのテレビが報道しているのだろうかと調べてみたところ、"If You Don't Know, Now You Know: 5G | The Daily Show"(もしあなたが知らないのなら、いま知ることができる)という番組を見つけ出すことができた。昔は辛口のJon Stewart氏が司会していた番組で、今はやや抑制的なTrevor Noah氏の司会になっているが、それでも相当に辛辣なトランプ批判をユーモアたっぷりに展開している。
テレビ番組のタイトルは「5Gレース」。4:30辺りから"So this is a race many people are already saying America has lost. Luckily-- and I can't believe I'm saying this-- America is lucky that you have a maniac on your team who's willing to play dirty."(だからこれは、多くの人が、アメリカは既に負けていると言っている(5Gの)競争なんですよ。しかし幸いなことに、――ああ、自分でもこんなことを自分が言うなんて信じられないんですがね、――幸いなことにアメリカのチームには汚いことをしても構わないと思っているメンバーがいるんですよね)とまくし立て、「それはトランプという人だが......」と皮肉っている。
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