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藁を燃やさず燃料に加工してインドの大気を救う

ニューズウィーク日本版 / 2019年6月20日 18時0分



藁は飼料や燃料など用途の広いペレットに加工する COURTESY OF SUKHMEET SINGH

――同様の問題に取り組んできた人たちから学んだことは?

この手のビジネスをしている人は見かけないが、それには理由がある。藁は機械での加工がとても難しい。私たちは学術界と産業界での経験を生かし、広範囲な調査研究を行った。

――最終的な成功にどの程度近づいた?

やっと、藁の処理に最適な機械が用意できた。今後は規模を拡大する必要がある。コストに見合うものにするためには多数の製造工場がなければいけない。

――最大のハードルは何か?

資金だ。投資家は、この種のビジネスを好まない。投資がリターンを生むまでの期間が、期待よりはるかに長い。私たちが構築しようとしているものの価値を理解してもらう必要がある。単なる利益重視の組織ではない。

――あなたが成功したら、20年後の世界はどう変わるか?

農家には副収入ができ、ニューデリーの空気がきれいになり、子供たちが普通に呼吸できる世界になる。

<本誌2019年6月25日号掲載>


※6月25日号(6月18日発売)は「弾圧中国の限界」特集。ウイグルから香港、そして台湾へ――。強権政治を拡大し続ける共産党の落とし穴とは何か。香港デモと中国の限界に迫る。



ジュリアナ・ピニャタロ


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