ヒースロー空港が「同性愛は死刑」のブルネイに静かな圧力
ニューズウィーク日本版 / 2019年7月8日 17時20分
ブルネイで同性愛者に石打ちによる死刑を科すことを定めた法律が導入されたのは2013年。猶予期間を経て2019年4月に施行されることになっていたが、国際社会からの批判が高まり、ブルネイ系のホテルや企業に対するボイコットへの呼びかけも行われるようになった。
5月になってブルネイのボルキア国王は、テレビ演説で、猶予期間を延長する意向を明らかにした。
国王はブルネイが近年、導入したシャリーア(イスラム法、同性愛への死刑の条項も含まれる)について「アラーの慈悲と祝福に満ちており、何の懸念もあってはならない」と述べた。また国王は、イギリスのコモンローに基づく従来からの法制度において20年以上にわたって同国は死刑執行を停止してきたことを指摘。「これは(シャリーアの)下でも適用される」と言明した。
(翻訳:村井裕美)
<参考記事>同性愛への寛容度でわかる日本の世代間分裂
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ダニエル・エイブリー
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