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「国へ帰れ」の次は「送り返せ」 エスカレートするトランプの人種差別とささやかな抵抗

ニューズウィーク日本版 / 2019年7月19日 18時30分

トランプの攻撃のターゲットになっているソマリア難民出身のオマル下院議員 ABC News

米議会議員や世界各国の有識者が、この集会で繰り広げられたあからさまな人種差別を非難している。アメリカの作家で公民権活動家のショウン・キングは、「米現代政治史の中で最も酷い人種差別の1つ」とツイッターでコメントした。

レストランオーナーのスカリーは、集会で何が起こったかを知って「とても残念だ」と言った。「『国に帰れ』とか『送り返せ』とか、アメリカにとって本当に恥ずべきことで、悲しく、憤りを覚える」

3人の子どもの父親であるスカリーは、不法移民の子どもたちがメキシコ国境で拘束されことも気がかりだと言う。「国境の子供たちがどんなトラウマを受けるか......そして将来、その子供たちがトラウマを乗り越えて人生で成功できるか、それはとても困難なことだ」と、話した。

窓に張り出したメッセージの効果で、17日にはレストランに約500人の来客があり、5800ドル以上の売り上げがあった。スカリーは、その全額を移民支援団体「アメリカ移民協議会」に寄付する。


※7月23日号(7月17日発売)は、「日本人が知るべきMMT」特集。世界が熱狂し、日本をモデルとする現代貨幣理論(MMT)。景気刺激のためどれだけ借金しても「通貨を発行できる国家は破綻しない」は本当か。世界経済の先行きが不安視されるなかで、景気を冷やしかねない消費増税を10月に控えた日本で今、注目の高まるMMTを徹底解説します。



「送り返せ」の大合唱 The Guardian


トランプの攻撃のターゲットになっているソマリア難民出身のオマル下院議員

シャンタル・ダシルバ


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